マカオ3日目はオプショナルツアーの香港観光である。
午前8時15分にホテルを出発し、港に向かう(参加者5名)。
港には既に沢山の観光客が集まっていた。
早速乗船手続きをするのだが、マカオから香港に行くときにはパスポートを出して出国手続きをしなければいけない。
マカオも香港も中国の1部なのに何故なのか??
イギリスから返還された香港とポルトガルから返還されたマカオはいづれも中国の特別行政区である。
本来なら行き来は自由のはずだが、どちらも非常に狭いところなので、入国制限をしないと機能が麻痺してしまうのだろう。
入場ゲートでパスポートチェックを受ける。
船着場にジェットフェリーが到着
香港までは約1時間掛かる。
フェリー以外はヘリコプターでも行けるが、運賃が日本円で20,000円ほど掛かってしまう(フェリーは1,500円くらい)。
午前9時30分出港。
意外と乗り心地は良い♪
1時間後香港に到着。
現地のツアーガイドの出迎えを受け、早速バスに乗り込み観光へ。
最初はピークトラムという登山列車に乗り、香港で1番高い山である太平山(ビクトリアピーク)の頂上に登る。
約8分で頂上駅に到着。
ここにはレストランやショッピングセンターなどがあり、デートスポットとしても有名らしい。
こんな怪しげなモノも売っている(笑)。
頂上から素晴らしい香港の町並を見下ろせるはずだったのだが、霧がかかって全く見えない。
昨日のマカオタワーもそうだったが、来る時期が悪かった。
残念!
景色が見られ無いので、さっさと頂上駅で待機していたバスに乗り込み、次の目的地へ。
途中バスの車窓から香港の町並みを眺める。
しばらくして到着したのは「淺水湾(レパルスベイ)」
香港の高級住宅地区にあるビーチで、映画「慕情」の舞台にもなったところだ。
中国らしいカラフルなゲートをくぐり、ビーチへ。
渡ると3年寿命が延びる(らしい)「長寿橋」
*但し戻るときに同じように橋を渡ってしまうと、逆に寿命が3年縮む
丁度お昼に差し掛かったので、ランチに向かう。
この日は飲茶ランチ。
今日は期待できるかな?
普通だった(笑)。
次の目的地は「黄大仙廟(ウォンタイシン)」
中国最大の道教寺院である。
参拝者は両手一杯にバカ長い線香を抱えて熱心にお祈りしている。
ガイドさんに「有名な占い師がいるので見てもらったらどうですか?」と勧められたが、全く興味が無いのでパス。
ここも短時間で切り上げて、次の目的地へ。
連れてこられたのは絹製品の販売所。
中に入ると日本人を中心とした大勢のツアー客で混みあっている。
所謂「お約束の土産物屋」である。
沢山の販売員が次々と寄って来ては「これどうですか?」としつこく勧めてくるが、質はともかくデザインが野暮ったいので、全く興味なし。
しかし全く買わないのも何なので、嫁さんと娘にお揃いのパジャマを購入した。
この日は午後5時半のフェリーでマカオに戻るため、ここが最後の目的地だったが、メンバーの1人が「洒落たカフェに行きたい」と言いだした。
これに対してガイドは「わかりました、それじゃペニンシュラに行きましょう!」という。
なぜか声が弾んでいる。
この日のガイドは台湾出身の張(チョウ)さんという中年の女性だったが、バスの中で自己紹介をしたときには「私の名前はチョウさんです。超キレイのチョウさんと憶えてくださいね♪」と一同がドン引きするような事を言うような面白いキャラクターで、結構賑やかに観光する事が出来た。
ホテルに行ってわかったことだが、彼女はペニンシュラホテルのカフェにある「チーズケーキ」が大のお気に入りだったようで、しきりと「ここのチーズケーキは本当に美味しいんですよ♪皆さん是非食べてみてくださいね」
とすすめるのだ。
間もなくホテルに到着。
流石にゴージャスな雰囲気。
この日のメンバーは男3人女2人の少人数だったが、生憎ホテル1階ロビーのカフェは長蛇の列で、まともに並ぶと50分待ちという状態だった。
ところが張さんがホテルの人間にお願いすると、2階のバーラウンジに案内され、そこでコーヒーとケーキを頂けることになった。
結構使えるおばさんだった(笑)。
勧めるだけあって確かに美味しいケーキだった。
但し、画像では良くわからないかもしれないが、1切れがやたらとでかい!
通常の3倍くらいの量がある。
食べたのは午後4時過ぎだったのだが、おなかが一杯になってしまった!
これで香港観光は終了。
半日という短い時間だったので、あまり多くの観光スポットを回れなかったのと、天候が悪く景色が見られなかったことが残念である。
次回来るときはもう少しゆっくりと見て回りたいと思う。
午後5時半にフェリーに乗りマカオへ。
着いた時間は丁度夕食タイムだったが、全員チーズケーキでおなかが膨れていたため、現地のガイドに「日本のラーメンが食べられるようなリーズナブルなお店に案内して欲しい」とお願いしたところ、連れて行ってくれたのはなんと、マカオNO1の超高級ホテル「グランド リスボア」の3階にあるチャイニーズレストランだった。
場所が場所なだけに、懐具合が心配だったが、メニューを見るとかなりリーズナブル。
ガイドに理由を聞くと、「こういう高級ホテルはカジノでかなり儲かっているので、意外と料理は安いんです」とのこと。
なるほど!
私は坦々麺(50ドル=600円)を注文。
割といける♪
他の人も色々と注文していたが、勘定は全部で6,000円ほどだった。
最初の日からここにくれば良かった。
レストランの下では馬鹿でかいカジノに客が群がっていた。
完全におなかが膨れたところで、ホテルに戻る。
これで全て終ったわけだが、結局カジノはやらなかった。
そのかわり最後の夜は1人でデラックスホテル巡り。
繁華街の真ん中で生まれた身としては、光きらめく風景は堪らなく魅力的だ。
結構話が長くなってしまったので、ホテルの話は次の番外編で書くことにする。
~番外編につづく~