マカオ2日目
午前9時にロビーに集合。
貸し切りバスに乗り込み、観光に出発。
マカオは小さな島のため、道は狭く、一方通行がやたらと多い。
加えて信号があまり無いので、車に乗っていると事故らないかとヒヤヒヤする。
最初の場所は最もポピュラーな「聖ポール天主堂跡」
1637年に建てられた、キリスト教会で、1835年の火災でファサードを残すのみとなった。
正面
裏側
建物跡の地下部分には博物館があり、貴重な展示物が並べられている。
聖ポール天主堂跡の隣には「ナーチャ廟」という中国式の小さなお寺がある。
ナーチャという子供の神様を祀った寺で、当時この地域で疫病が流行ったため、厄払いの目的で1888年に建てられた。
この寺の脇に壊れかけた壁がある。
ポルトガルが16世紀後半に築いた城壁だが、これも世界遺産である。
*世界遺産の選定基準がイマイチわからない(笑)。
聖ポール天主堂跡から見下ろす風景。
石階段を下り、小さな土産物店が立ち並ぶ路地を歩く。
間もなくカラフルな色の教会が見えてきた。
聖ドミニコ教会
1587年に建てられた、中国でも最も古い教会だ。
中に入ると荘厳な雰囲気。
少しばかり敬虔な気持ちにさせられる。
セドナ広場に向かう道は、カラフルな飾りつけで彩られている。
2月14日は中国の旧正月にあたる「春節」であるために、セドナ広場の前はこんな感じ。
金柑が飾られているのは、お金が溜まるおまじないということらしい。
丁度お昼になったので、ランチバイキングを予約したホテルに向かう。
ここもこじんまりとしたホテルで、レストランはツアー客専用のようだ。
我々のグループが一番乗りだったので、色んなメニューから好きなものをチョイス。
でも結局は、日本で選ぶのと変わらない内容になってしまった。
前日の夕食でも感じたが、全体的に薄味である。
それと、炒飯などの米類はタイ米を使っているためパサパサして、美味しくない!
生野菜も歯応えがグニャグニャしているので、専ら熱を通したものしか食べられなかった。
ホテルのエントランスにある天気予報ボードを見ると、しばらくは天気が悪そうだ。
残念!
昼食後はこの日最後の観光地に向かう。
「媽閣廟(マァコッミュウ)」
航海の女神「阿媽(アマ)」を祀ったマカオ最古の中国寺院。
正門、中国式鳥居と、4つのお堂から成り、一つのお寺に異なる神々を祀っていることから、多様な信仰に支えられた中国文化の代表例とされている。
これでこの日の予定は全て終ったのだが、まだ午後2時を少し回ったところだったので、ガイドさんにお願いしてマカオタワーに行く事にした。
テレビで良く見る、地上200メートルからのバンジージャンプの舞台である。
エントランスでは上海万博のマスコット海宝(ハイパオ)」がお出迎え。
チケットを買い、エレベーターで61階の展望台に上がる。
この日は天気が悪く、景色が霞んで見える。
足元から地上を見下ろす。
*断っておくが、私は筋金入りの高所恐怖症である。
流石にこんな天気ではバンジーは出来ないだろうな~と思いきや!
観光客が飛び降りる準備をしていた。
ラッキー!
生バンジーが見られる♪
ちなみに、バンジーを体験するには30,000円の参加料がかかる。
もし土壇場で怖気づいて、飛ぶのを止めても参加料は帰ってこないそうだ。
とか何とか言っている内に最初の客が飛び降りた。
ホントに一瞬の出来事で、あっという間に終了。
するとガイドが「ジャンプを見るのなら、下の58階の展望台のほうが落ちていく様子が良くわかりますよ」と教えてくれたので、早速降下。
窓から下を見ると、途中でロープを調節している係員が見える。
地上からの高さは200m近いわけで、バンジーよりもこちらのほうがよっぽど怖い!
やがて2人目のジャンパーが飛んだ。
今度は若い女の子である。
これも一瞬だったので、カメラは間に合わなかった。
それにしても度胸がある。
これでこの日の観光は本当に終了するはずだったが、メンバーの1人が「ホテル ヴェネチアンに行きたい!」と言い出した。
ヴェネチアンはコタイ地区にある巨大なリゾートホテルで、ホテル内にはヴェニス運河やゴンドラが再現されている。
客室は全てスウィートタイプで、何と3000室もあるそうである。
中に入る際にガイドが「広いので迷子にならないように、全員一緒に行動してください」と言われたが、確かに無茶苦茶広い!
ディズニーランドがすっぽりと屋内に入ったようだ。
2階に上がるとショッピングモールが放射線状に並んでいる。
天井を見上げるとこんな感じ。
勿論巨大なカジノがあり、シルクドソレイユの常設劇場まである。
スケールの大きさに開いた口が塞がらない。
後で詳しく書くが、我々の宿泊したホテルの周りは化け物のような巨大ホテルがいくつもある。
それはもう夢を見ているようだった。
さてヴェネチアンを後に全員揃って宿泊先のエンペラーホテルに戻るが、ヴェネチアンに較べてあまりのショボさに苦笑い。
小1時間ほど休憩をしてから、この日のディナーに出発。
行き先はコタイ地区にあるポルトガル料理店「ダンボ」。
ガイドさんお奨めのレストランだ。
店内は大勢の観光客でごった返している。
先ずはワインで乾杯!
さてお待ちかねの料理であるが、やたらと混みあっているせいか、狭いテーブルに次から次へと料理が並ぶ。
こちらは時間をかけてゆっくりと楽しみたいのだが、店の対応を見る限り、早いところ済ませてさっさと帰ってくれと言わんばかりの態度である。
こういう考え方はいけないのかもしれないが、中国は基本的なサービスが身に付いていないようだ。
特に女のマネージャーは無愛想で、明らかに客をもてなすという精神に欠けている。
料理自体は特に印象に残らなかった。
まあ何でも日本を基準に考えるのは良くないのだろうけれど、食べ物はあまり美味しくない。
夕食後ホテルに戻り、部屋で1杯ひっかけて就寝。
~その3につづく~